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             私が良く通った足羽川上流域で一番下手になる支流がこの「赤谷川」である。 
             上流の志津原周辺に同名の渓があるので単純に名前だけで覚えていると混同してしまう。 
             この流域で一番人気の部子川が本流に流れ込むところからやや下手に下がると反対側から流れ込む・・昔から知る人ぞ知る・・と言う感じの釣り人の少ない渓である。 
             渓と言うよりも薮沢小沢の流れで貧相であることは否めない。 
             本流からそれて車を走らせると「ホンマにこれ渓あるんか?」と疑うぐらい尾根に向かう道となり、いきなり「赤谷」の集落に出くわす。 
             概ねどこの集落も渓や川沿いに現れるのが普通であるが、ここは渓からかなり高巻いた所にある。 
             集落を越えると下る道となり漸く渓が見えてくる。 
             渓といっても下手すると跨げる様な極細い流れで見方を誤れば堰堤前後しか狙い所がない様に見える。 
             しかし、この極細い流れにもイワナやあまごがしっかり息衝いており、その昔は23~25センチのイワナがわんさと居た。 
             堰堤で尺3連発をやってのけたこともある。 
             但し、今はそこまでは行かないだろう・・2003年に訪れた時は半日で私がイワナ20センチ前後を数匹、仲間はあまご23センチ前後を3匹と言う結果だった。 
             その後ご無沙汰だがその時に居合わせた工事姿の男が年末から河川工事を始めると言っていたので今はどうなっているかわからない。 
             まあ、提灯釣り覚悟なら美味しいポイントだが、フライとなれば著しく釣趣に欠けるのはやむ得ない渓でもある |