私がラージ・アーバーに着目したのは8フィート強の#2ロッドにしっくり行くリールを模索した時である。このロッドは非常に細見で軽量小径の#2リールで重心はピッタリだったが、長さに不釣合な小径に少々不満を覚えていた。 
             「軽い大径のリール・・・ラージ・アーバーかぁ?」・・と店先に出向いて商品をチェックするが、私が大好きなマリエットも若干大きくしかも重い・・そこで店主に勧められたのがこのリールであった。 
             「オービスやん!・・相性悪いねん!」・・と言いつつも、それなりに軽く#2にマッチするイメージである。 
             しかし、相性が良くないオービスに加え、以前読んだ大御所の指南書に手を付けるべきでない!と力説されていたオフセットドラグである。 
             しかも調整ノブがお粗末この上なく[ちゃちっぽぃ!]・・・ 
             ところが、許される購入価格の範疇で、ルックスと重量はイメージ通りで他に選択肢もなかった。 
             「このツマミ何ぃ?・・この値ぇ~でコレなん?」・・と問いかける私に・・・ 
             「CFOもおんなじツマミついてまっせぇ~・・」・・と答える店主・・・悩んだ挙句に魔が差して購入したリールである。メーカーの推奨キャパは#2までだが、DT#3でも充分対処できると考えられる。 
              結局、暫く#2で使用したがSAGE3100を購入してからは#3に移行して#3のラージ・アーバーとして使用する様になった。 
             因みにこのシリーズのLAⅡも一時期使用したが、このシリーズはかなり大き目に作られているのか、メーカーさんの推奨キャパだけを鵜呑みにせず、現物を見て手を出されるのが無難であろう(LAⅡはデカ過ぎて個人売買で転売した)。 
             確かにツマミはお粗末だが心配したオフセットドラグも機嫌よく機能しているので殆どストレスを感じていない。 
             しかし、私にとって鬼門とも言えるオービスである。 
             このリールに気を良くしてこの後に購入したBBSⅠは購入して一年も経たぬ間に忽然と姿を消してしまった。 
             コイツも、いつ何時忽然と姿を消すかもしれないのでしっかり見張っておかなければならない。(笑) 
             但し、今紛失したり壊れたりしたら・・保証蘊蓄もあろうが、やはりセージあたりで考えるだろう。 |