手元に転がり込んだキッカケや散々酷使した経緯は別途PDFコーナーの「針金ショート物語」をご覧頂くとして・・・・ 
             このロッドの特徴を一言で示せば6フィート半、ライトアクションのルアーロッドにフライロッドのグリップを取り付けた感じ・・と言えば分り易いと思う。 
             人によってはミディアムライトアクションと感じるかもしれない。とにかくフライロッドとなればビンビンに硬いと言える。 
             従ってナローループでラインスピードも速く、岩がゴロゴロした上流域等は小スポットを機関銃撃ちの様に狙えてリズミカルに釣り上がって行けた。 
             この辺りの心地よさがロッドの持ち味であると気がつくのに多くの歳月と浪費が伴ってしまった。 
             しかし、ここに至るまでは色々とあったことも確かで、このロッドに疑問符を投げかけたことで各ロッドの調子・・・と言うか曲がり具合のみならず曲がる支点や復元スピードに至るまで・・・フライロッドはそれぞれ様々な個性を有していることも教わった。 
             この最古参のフライロッド・・・今では他で得ることが出来ない宝物の様な存在である。 
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