心躍るゆったり瀬・・基本はロングリーダーによる叩き上がりであるが、時に小鉤のウェットやルースニングで渓の雰囲気を見ながら釣り上がって行き・・・そこでライズが有ったり、定位を見つければイマージャーやミッジも視野に入れてチョッカイを掛けて楽しんでいる。  
                   まあ、本気で仕留めるなら2-3群が無難の様な気もするが、開けた場所の単調な流れをデリケートに仕掛けて釣るなら8フィート3インチ#2ロッドが圧倒的に心地よい。 
 とにかくこのロッドを持つと、先ずは毛鉤を[流す筋(線)]を見定める事に専念(見極めるのは不可能!・笑)しながら、ライズや定位をそれとなく意識している。 
                   これも今となって言える事で、硬調ロッドを手にハイペースで釣り上がっていた時代は、波立つ複雑な流れと比べてゆったりした流れの方が容易に毛鉤を流せると考えていた。 
                   ところが、一見単調な流れも微妙に複雑な動きを伴い、容易に見えた事が[安易に毛鉤を流していただけ]と言う大きな勘違いであることに気がついた。 
 この・・[流す]事の難しさ・・・と言うか、[流す筋(線)]を見極める事の難しさを再認識させてくれたのもこのロッドである。 
 確かに強風が吹けば持ち出すことを諦めざるを得ないが、落差もなく波立つ流れが少ない単調な流れの渓なら、釣果を得る為にあの手この手で攻める事が出来る万能ライトロッドと言えるだろう。 
 しかし、風の影響でこのロッドが扱い難い状況となれば、目指す[線の釣り]は諦めて、ライン番手を上げてウエットフライ中心にカテゴリ4群辺りで釣り上がるのが無難と言えるかもしれない・・・ 
 因みに・・・ここに示したロッドのメーカー指定番手は#3であるが、私的には#2ロッドと考えている。 
                    FREESTONE FV 833 (8'3"#3) 『SHIMANO』 
                    FREESTONE XT FX-833 (8'3"#3) 『SHIMANO』 
                   
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