別項のメモリアルフライに含めてもおかしくない毛鉤だが、現在、辛うじて現役と言える為、ここに登場させている。 
             正直、ドライフライの釣りで#12が起用されるのは、テレストリアルを除くとココの所めっきり少なくなった。 
             始めた頃はあまごは#14が標準、イワナは#12が標準でカゲロウ系ではホワイトウルフやジンジャーパラシュートなどもっぱらイブニングライズで使用していた毛鉤以外にも色々あったが、何時しか用無しとなり廃盤となっている。 
             カディスパターンもフラッタリングでマドラーセッジを使用する様になると、殆ど#12は用無しになってしまった。 
             それでもこの毛鉤を現役として考えているのは過去に何度か良い思いをした実績が頭の隅にあるからだろう。 
             最初はスペックルドセッジをイメージして巻いていたが、何時しか左写真のデザインに落ち着いた。 
             しかし、いざ使うとなれば自重が無い割に空気抵抗が大きすぎて最近流行の軟調低番手では始末に終えず敬遠されがちな毛鉤でもある。 
             今となってはテレストリアル以外のドライフライで最後に残った叩き上がりの#12でどこかで大釣りを決めない限り、極めて廃盤に近い状況に追い込まれている。 |