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マドラー・ミノー(ウェットフライ)
Muddler Minnow
<<  守備範囲も広くフィッシングスタイルにとらわれない多用途フライの原点  >>
 ウェットフライを嗜む方に限らず、フライフィッシングを楽しまれている方なら「マドラー・ミノー」と聞いただけでディアヘアの刈り込み頭でお馴染みのルックスを連想されることだろう。
 その昔、雑誌などの紹介記事では、元来ストリーマーであることを前提にしながらも、ストリーマー・スタイルと別扱いする様にドライフライ・スタイルとかウェット・マドラーと言う様な呼び方で何となく区分されていたと記憶する。
 一応ココに示す毛鉤は後者で、加えてストリーマー・スタイルも愛用している事を考えると、私のライブラリの中では一番守備範囲が広い毛鉤なのかもしれない。浮かべてドライフライの様に用いてもよし、沈めて漂わせても引っ張っても釣れる驚異的な毛鉤である。
 それ故に多くの方々が使用されており、微妙にマテリアルが異なって紹介されることも多く、未だにどれが正解なのかは理解していない。
 私の場合、この毛鉤はフラッタリングカディスの釣りで使い始めた為か、水面近傍で挑むことが多く、稀にドロッパーとして結ばれることもあるが、殆どは一本勝負の毛鉤である。
 ここのところフラッタリングカディスの釣りではこの毛鉤とエルクヘアカディスを混ぜ合わせた様なマドラーセッジを使用しているが、物影で力強く渦巻きライズを繰り返すブラウンには真っ先にこのマドラー・ミノーを投げている。
 また、当然漂わせたり浮かべたりするだけでなく引いても効果的で、水面で踊らせるには浮かべるのと同じくボリュームのあるタイプを、沈めて引く場合はヘッドも小さくややスリムなタイプを使用する。
 この度、この毛鉤をウェットフライ・フィッシングのカテゴリに入れるか否か・・少々迷ったのも事実で、実際は消去法でこのカテゴリしか残らなかったと言うのが正しい。
 私の中では、ウェットフライ・フィッシングやドライフライ・フィッシングと同じ様な扱いでマドラー・ミノー・フィッシングと言う呼び方が有っても、そんなに違和感は無いだろう・・・そのぐらい守備範囲も広くフィッシングスタイルにとらわれない多用途フライの原点とも言える毛鉤だと思っている。サイズは#10と#8がメインで特に不自由は感じていない。
 2009年8月現在
巻く時の留意点 ヘッドのスペースを残しておくこと・・・ぐらい。
使う時の留意点 浮べ様が、沈め様が、自然にままに漂わせ様が、操作して誘おうが、釣れる時は釣れ、ダメな時はダメ・・・
しかし、場当たり適当にやるよりも、釣り方から来る使い方はある程度意識しておいた方が良い・・と思う。。
使用フック(サイズ) #8・#10 TMC3761
使用マテリアル ①スレッド=ユニ8/0(ブラック) ②テール=モットルド・ターキー・クイル
③ボディー=フラット・ティンセル(ゴールド)  ④アンダー・ウイング=スクレイル・テール(ナチュラル)
⑤オーバー・ウイング=モットルド・ターキー・クイル ⑥ヘッド&レッグ=ディアヘア(ナチュラル)
bacoon’s favorite リードフライ☆☆☆☆☆   ドロッパー★☆☆☆☆   一本勝負★★★★★

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