
ウィリアムジョセフさんで最初に手にしたギアバック・チェスト・・・コイツは我が不注意にてジッパーを破損させてしまった。
その後暫くはチェストバックを用いることは無くなり、夏はメッシュベストのみで過ごす日々が続いた。
再びチェストバックを考える様になったのは糖尿病治療にてメタボが解消され已む無くベストの買い替えを余儀なくされた時である。
「今・・コイツ(ギアバック・チェスト)どんな感じになっとんねん?」・・・久しぶりにウィリアムジョセフさんのカタログを拝見して後継モデルと思われるチェストパックを引き当てた。
Confluence・・・合流点?・・和式に表現すれば川と川の[出合]と言う感じなのかもしれない。ところが購入当初に総元締の代理店さんがコンフィレンスと表現したものだから、これをコンファレンス(=Conference)とスッカリ勘違いしてしまった。
「はぁ?何でこんな名前なん?何の会議すんねん?」・・・てな感じ(お陰で今でもコンファレンスと言ってしまう)である。
これを仮名表記するとすればコンフルエンスが正しいであろう(今現在は代理店さんもこれに倣っておられる模様)・・・
このチェストバック・・ズバリ私がイメージした理想像に近い代物であった。
背中は物入れとして然程制約を受けない小型のリュックサックでフロントはしっかり成形されたパッケージとなっている。
何よりも私が気に入ったのはフロントトップに設けられたTCS(ティペット・コントロール・システム)で非常に使い勝手が良い。
そしてフロントのメインボックスにはウレタンのどでかいフライパッチ(脱着可能)が内蔵されていて、フライボックスをも排除する様なコンセプトが伺えるが、これもストリーマーやバスバグ辺りで留めるのが無難な気もする。
私が出向く様な渓流では取り外してフライボックスを納めるのが扱い易いだろう・・・
一方、最も注意すべきところは欧米人向けフリーサイズ(肩紐の長さは調整可能)となっているが故、固定寸法となっている肩紐の幅が少々大きく感じるかもしれない。
私の様に肩幅の無い3L体型で何とか肩に乗っかる幅なので、USA-Sサイズ(つまりは国内でのM?)で極度の撫で肩や肩幅の無い方は片側を乗せると片側が乗らないと言う事態も有り得ると察する。
従って、小柄を自覚されている方は若干注意が必要かもしれないが、この辺りが問題なければ様々な国内メーカーのチェストバックを試して来た私から見て、それなりの到達点に達したお勧めの品と考えている。
まぁ、これも既にモデルチェンジがなされこの先ドンドン進化して行く様な気もするが、これを逐一追い掛けて行く訳にも行かず、潰れるか古臭くなるまではコイツを酷使するつもりで居る。
但し、万一買い替えを考えたならば、真っ先にコイツの後継モデルを候補に上げるだろう・・・足で稼ぐ事が必須となる夏の渓流でフライやティペットの交換頻度が増すサイトフィッシングが絡む時・・・・このチェストバッグはフィッシングベストを越えた扱い易さがあり、今現在は他を考える気がしない。 |